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血液内科ナースのはじめかた 症状と検査値の読みかた 病棟実践編

血液内科ナースのはじめかた 症状と検査値の読みかた 病棟実践編
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渡邉 純一 (著)

TMGあさか医療センター血液内科

金芳堂

電子版ISBN

電子版発売日 2026年8月21日

ページ数 210

判型 A5

印刷版ISBN 978-4-7653-2109-9

印刷版発行年月 2026年8月

DOI https://doi.org/10.50910/9784765321099

書籍・雑誌概要

血液内科の看護では、感染症や出血、臓器障害といった合併症をいかに早く見つけ、重症化を防ぐかがとても重要になります。日々ベッドサイドで患者さんの一番近くにいるナースの「あれ、いつもと違う?」という小さな気づきや素早い報告こそが、患者さんの命を救う最大のカギでしょう。本書は、そんな忙しい病棟ナースが現場で迷わず動けるように作られた、お守りのような一冊です。「患者さんに症状が出たとき、何を観察して、どの検査値を見て、どう医師に報告すればいいの?」「検査データに異常があるとき、何に注意して、他にはどの数字を追加で確認したらいい?」このような日々のリアルな疑問に対し、実践的なアセスメントの仕方をわかりやすくナビゲートしました。さらに、見落としたくない危険なサイン(レッドフラッグ)を捉えるためのチェック項目や、章末には「患者さんをみるポイント」「報告のポイント」を整理しています。本書を読めば、異常の徴候をいち早くキャッチし、必要な情報を集めて、要点をまとめてドクターへ的確に報告するという流れが自然と身につきます。難しい数値の暗記本ではなく、明日からのケアと報告にすぐ活かせる、優しく心強い味方です。自信を持って血液内科の看護をはじめたいすべてのナースに、ぜひ手に取っていただきたい一冊です。

目次

緒言

PART1 血液内科アセスメントの基本
第1章 血液内科患者のアセスメントの原則
①まず確認するべき基本情報:病名・もしくは疑われている疾患
②全身状態と症状を評価する:Performance Status(PS)
③血算の把握:血液内科の「基本」セット
④心機能と心血管系の合併症・既往
⑤呼吸機能・呼吸器疾患の有無
⑥肝機能
⑦腎機能
⑧栄養・電解質異常
⑨その他(IgG、腫瘍マーカーなど)

第2章 この症状、どの検査を見れば良い? ―現場ナースのための速習チャート―
①発熱
②貧血・倦怠感
③リンパ節腫大
④出血傾向
⑤血栓傾向
⑥肝脾腫
⑦嘔気・嘔吐
⑧下痢・便秘
⑨体重増加・浮腫
⑩呼吸困難・低酸素
⑪掻痒感・皮疹
⑫失神・意識障害
⑬めまい
⑭頭痛
⑮胸痛・腹痛・腰痛

PART2 検査値異常のアセスメント
検査の読みかたの原則

第3章 血算の読みかた
①白血球数と白血球分画
②多血症と貧血
③血小板増加と血小板減少

第4章 栄養状態・全身状態の把握
①アルブミンをまず確認
②コレステロールやコリンエステラーゼ
③リンパ球とCONUTスコア

第5章 出血傾向と凝固異常
①まず確認しておきたい血小板・凝固因子
②症状が検査結果より重要
③血小板数も凝固系も傾向を見て判断
④血液疾患における抗血小板薬・抗凝固薬の管理について

第6章 貧血と関連検査
①貧血の程度と症状を確認し、輸血の適応を考える
②網状赤血球増加があるか判断できる
③赤血球輸血の必要性と輸血副作用の確認

第7章 LDHとその読みかた
①LDHは様々な細胞が壊れていることを示すマーカー
②LDHの動きから造血器腫瘍などの状態を見極める
③正常造血の回復もLDH は反映する

第8章 電解質異常
①Na、Clから水分バランスを考える
②K、P、Caを中心に腫瘍崩壊症候群を考える
③高カルシウム血症の治療や推移を確認できる
④低カリウム、低マグネシウムからQTc延長を考える

第9章 肝障害
①AST/ALTの評価について
②胆道系酵素(ALP/γGTP)の評価について
③総ビリルビンの評価について

第10章 腎障害
①腎機能の評価
②腎機能障害とその原因について
③薬剤性腎障害を起こしやすい薬剤と対応

第11章 心機能評価
①心エコー(LVEF、拡張障害の有無)を確認し、心不全があるかをチェックできる
②BNP/NT-proBNP、トロポニンのモニタリング
③心電図の評価ができる

第12章 炎症反応・腫瘍マーカーなど
①CRPの動きを理解する
②免疫グロブリンとM蛋白
③腫瘍マーカーなど

付録1 血液内科における緊急時の異常値目安
付録2 血液疾患の初発時検査結果

索引
プロフィール